「ブレイキングバッド」のジェシーのその後はどうなるの?恋人のアンドレアも気になる!と思い…
今回は「ブレイキングバッド」のジェシーのその後や、恋人のアンドレアについても調べました!
世界で一番評価の高かったドラマとしてギネス認定もされている「ブレイキングバッド」。
今回は、
●「ブレイキングバッド」のジェシーのその後は?
●ジェシー役アーロン・ポールのプロフィール
●「ブレイキングバッド」のジェシーの恋人アンドレアとは?
●アンドレア役エミリー・リオスのプロフィール
についてまとめました。
ジェシーの結末や、その後についても独自の考察をしてみました!
Contents
「ブレイキングバッド」のジェシーのその後は?
まずは「ブレイキングバッド」の最終シーンについてみていきましょう!
ゴリゴリにネタバレしていますので、要注意ですよ!
「ブレイキングバッド」最終話の最終シーン
最終シーズンであるシーズン5のハイライトといえば、やはりファイナルエピソードの、
ウォルターが監禁されていたジェシーを救出・解放するシーン
でしょうか。
トッドとその叔父ジャックが率いるネオナチ集団に監禁され、逃亡出来ない様にワイヤーで体を繋がれたまま高純度の覚せい剤「ブルースカイ」の製造を強制されている悲惨な状態のジェシー。
彼の虚ろな表情から人間らしさは消え、ただ時間が流れるだけの世界に住み、製造作業をしています。
そんなジェシーの元に、トッドを通してジャックとビジネスの交渉をしたいと持ち掛け、自作の殺戮マシーンを隠し持ち乗り込むウォルター。
金が欲しい風を装ってうまい話があると掛け合い、拳銃を突きつけられながらも食い下がろうとする、ジャックから見れば
「飛んで火に入る夏の虫」
作戦を展開します。
そして誘導尋問とも言える手法で、トッドに強制労働中のジェシーを交渉の場に連れて来させます。
手鎖、足枷を装着された姿でウォルターの前に現れるジェシー。
羞恥とジャックから投げられる屈辱的な言葉に俯き、目を合わせようとしません。
この段階で、ウォルターの真の目的を知る者はジェシーを含め誰もいないので、ウォルターが自分を裏切ったジェシーに飛びかかり、
「この野郎!」
と床になぎ倒しても、誰一人としてそれが「茶番」であることに気付きません。
床に伏せもみ合う中、車のリモートキーのボタンを押すウォルター。
外に停めて あった車のトランクから殺戮マシーン登場!
全員がいる建物目がけてマシンガンを乱射し始めます。
ウォルターの「茶番」は「腰の高さで乱射する」という仕掛けの殺戮マシーンからジェシーを守る為のものだったのですね。
計画通り、ジャック一味を皆殺しにします。自由の身になったジェシーは被弾を免れ生き残ったトッドを自身が繋がれている鎖で首を絞めて殺害、トッドに「逃亡を企てた罰」として目前で殺害された恋人アンドレアの復讐を果たします。
ジェシーが空虚の世界から現実に戻ってきた瞬間ですね!
トッドの亡骸から鍵を探り当て、無我夢中で手鎖と足枷を外します。
そしてウォルターから渡された拳銃を拾い上げ「殺ってくれ」と言うウォルターに銃口を向けるジェシー。
その目は衝動的に恨みと憎しみに燃え上がりますが、すぐに躊躇が芽生え鎮火します。
動揺しつつ、
「死にたい、と言え!あんたの口から聞かないと俺は殺らない!」
と叫ぶジェシー。
間髪入れず、
「死にたい。望んでいるんだ。」
と静かに応えるウォルター。
その時、乱射からジェシーを庇った際に被弾し重傷を負い、流血しているウォルターの腹部が目に入ります。
燻っていた怒りの感情は静かに消え、拳銃を手離すジェシー。
「死にたいなら自分でやれよ。」
と残し、その場を離れ一人車に向かいます。
ゆっくりとジェシーに続き外に出たウォルターは沈黙の中小さく頷きます。無言の合図に戸惑いと決断の表情で応えるジェシー。
その2人のやり取りは、教師と生徒という二人の原点に戻ったかのようでした。
その後車に乗り込み猛スピードで監禁されていた施設のゲートをぶち破るジェシー。
今まで彼が生きてきた世界からの脱出を象徴させるシーンの後、一方のウォルターは静かに「ブルースカイ」製造ラボに向かい、愛おしげに器具やタンクを見つめ触れた後、最期のときを迎えます。
ジェシーとウォルターの最後のハイライトを、回想を織り込んだりシーンの順序を入れ替える事により2人のそれぞれの視点からうまく表現された動画がありました。
ジェシーのその後の人生は
ジェシーはゲートをぶち破った後、車内で叫びながら半狂乱の泣き笑いを見せます。
この時の表情は、監禁、強制労働という状況から生まれた「狂気」と、それから解放された刹那の「安堵」と「歓喜」です。
そして空虚の世界から抜け出した後、また現実世界の時計の針は動き出しますね。
そうすると押し寄せて来るのは排除されてきた無数の命、無垢の死、命以外に犠牲にしてきたもの、後悔、罪の意識、全て一生涯ジェシーにつきまとうものです。
彼は強い人間ではありません。
とても高い確率で、それらを振り払うために再びドラッグに手を出すでしょう。
ドラッグに関わり地獄を見た彼がなぜまた手を伸ばすのか。
なぜ巨額の金が渦巻きその中に人の命が幾つも飲み込まれていくビジネスが存在するのか。
ドラッグの底知れぬ闇と脅威。
その答えこそがこのドラマのメッセージの一つでしょう。
ジェシー役アーロン・ポールのプロフィール
ジェシー役アーロン・ポールのプロフィール
1979年生まれのアーロンは高校卒業後から芸能の道を歩み始め、そのキャリアはミュージックビデオやテレビ出演から始まり、マイナーな役ながら2006年のミッションインポッシブル3などにも出演しています。
ブレイキングバッド出演により、その名を広く知られることとなりますが、当初彼のキャラクター、ジェシーはシーズン1にて死亡するという脚本内容だったのを、アーロンの演技者としてのポテンシャルと、主役のウォルター役ブライアン・クランストンとの相性を認めたクリエイターが、ジェシーをシリーズを通して重要な人物と位置付ける事に決めたそうです。
私生活では、カルフォルニアのミュージック&アートフェスティバルで出会った映画のディレクターやプロデューサーも務める女優、ローレン・パーセキアンと結婚、今年の2月には第一子となる娘、ストーリー・アナベルちゃんが誕生したことを発表しました。
ブレイキングバッドのジェシーの恋人アンドレアとは?
シリーズ中ジェシーの2人目の恋人となるシングルマザーのアンドレアは、麻薬中毒者のための更生ミーティングでジェシーと出会います。
次々と起こる事件に翻弄され、精神がボロボロになっていくジェシーにとって、アンドレアとその息子ブロックとの繋がりは、
「人として心の通った」
最後のものであり、シーズンで最も悲しい出来事とも言える彼女の死は、ジェシーを更に暗い世界へと歩ませるきっかけとなります。
アンドレア役エミリー・リオスのプロフィール
アンドレア役エミリー・リオスのプロフィール
英語表記:Emily Rios
生年月日:1989年4月27日
年齢:29歳(2018年5月時点)
出身:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス
学歴:West Covina High School
Wikipediaより引用
アンドレア役を演じたエミリー・リオスは、ショッピングモールでスカウトされたことがモデル、女優としてのデビューのきっかけとなりました。
ブレイキングバッドの他、「ザ・ブリッジ」、現在はドラマ「ショーフォール」に出演中です。
子供が大好きで、ブレイキングバッドで共演したイアン・ポセダ(息子のブロック役)とは撮影中、本当の親子のように仲が良く、アンドレアが殺害されるエピソードを自宅で見たイアンが号泣し、彼の母親がエミリーにメールを送り、「私は大丈夫よ!」と伝えてもらったそうです。
2014年にはドラマシリーズ「ザ・ブリッジ」でレズビアンの役を演じ、当時のインタビューにて実生活においても彼女自身がゲイであることをカミングアウトしています。
ブレイキングバッドのジェシーのその後まとめ
ウォルターは元妻のスカイラーと最後の面会をした時に、全てのことは自分自身の為だったと告白します。
つまり高純度のメスを生み出しビジネスを確立したのは家族のためでは無く自分の化学者としての欲求を満たすためのエゴだった訳ですね。
しかし最後にジェシーを救い出す事によって、自分の中にまだ善良な無私の部分がある事を証明したかったのかもしれません。
ある意味幸福な最期を迎えられたウォルターと、全てを背負って生きていかなければならないジェシー。
現実社会はどこまでもお伽話とは程遠いものです。
しかし、子供好きで恋人に対して一途な性格で、その点においては痛々しい程ひたむきなジェシーが、アンドレアとの死別を乗り越えて、また誰かを愛することで前に進むことが出来るようになるのではないでしょうか。
アーロン・ポールはジェシー役で数々の賞を受賞していますが、化学教師役のブライアン・クランストンとのまさに “ケミストリー”によって掴んだ大ブレイクとも言えますね。
これからの活躍にも注目したいと思います。
そして敬虔で保守的なクリスチャンが多いメキシカンコミュニティ出身のエミリーにとって、同性愛者であることのカミングアウトはとても勇気がいることだったそうです。
(彼女自身はエホバの証人の信者である家庭出身)
そんな彼女が「ザ・ブリッジ」で自身のセクシュアリティについての葛藤をオープンにし、その姿を反映した役を得たことにより、女優として一層の輝きを増したように思います。
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアリティ、トランスジェンダー、それぞれの英語の頭文字からとったセクシュアルマイノリティの総称)の存在は広く受け入れられている昨今ですが、まだまだ全ての人達に祝福される事は難しい現実の中で、エミリーの勇気が沢山の人々の希望の光となること願って止みません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。