Netflixオリジナル作品

セックスエデュケーション|ネタバレありの感想!面白いor面白くない?

Netflix作品「セックスエデュケーション」って面白い?それとも面白くない?と気になる方に、ネタバレあり感想もお伝えしたく…今回は「セックスエデュケーション」の面白さやネタバレありの感想についてまとめました。

 

10代が抱える性の悩みを同性愛や複雑な親子関係など様々な視点を交えながら描いたイギリス発のティーンズコメディ、「セックスエデュケーション」。

1月にネットフリックスで配信がスタートするなり大きな話題を呼びましたが、ツイッターでの視聴者の反応や、ネタバレを含むあらすじ、感想をまとめてみました。

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セックスエデュケーション|あらすじ

内向的な性格のオーティスは、セックスセラピストとして自宅にオフィスを構え、自身の性生活もかなりオープンな母親ジェーンと暮らしており、その特異なライフスタイルの反動か、セックスに関する知識は豊富なものの、童貞かつマスターベーションが出来ないことが悩みの種。

ある日、学長を父に持つ学校一の問題児、アダムに課題代行のため家に押しかけられ、母親がセックスセラピストである事がバレてしまいます。

その後帰宅したジェーンにすっかり懐柔されるアダムですが、ドラッグの常用が引き起こす射精障害について指摘され逆上し、翌日セックスについて指南するジェーンのビデオを学校中の生徒に送りつけ、オーティスの秘密をばら撒きます。

更にバイアグラを使用し射精障害を克服しようと試みますが、過剰摂取により制御不能の極限勃起状態に。

学校の敷地内にある、廃墟になったトイレ内でパニックに陥っているところに、声を聞きつけたオーティスと、学年で何かと目立つ存在の不良女子、メイヴによって発見されます。

オーティスは秘密をバラされた怒りでアダムを見捨てようとしたものの、メイヴに諭され、まずは落ち着かせる為にアダムが抱える問題をじっくりと聞き、適切なアドバイスを与えます。

オーティスのセラピーのおかげでアダムは窮地を脱し、更に射精障害も克服。

その効果に目をつけたメイヴは、オーティスに学生たちの性についての悩み相談を受ける「セックスセラピー」ビジネスを持ちかけます。

セックスエデュケーション|ネタバレありの感想

イギリス発のドラマですが、どことなくアメリカナイズされた雰囲気でかなり違和感がありました。(前情報無く見始めたので、最初は完全にアメリカドラマと思っていました。何故ブリティッシュアクセント??という感じでした。)

初っ端からセックスシーンが投げ入れられ、その後のオーティスの自慰行為シーンと続き、テンポ良く、キャッチーな出だし。

随所に映し出される自然が多い風景が目を見張るほど美しく、ドラマ全体の俗っぽさを中和し、オーティスとエリックが森の中や山あいの橋を自転車で走るシーンなどで青春の爽やかさが加えられています。

気になったので調べてみると、イングランドとウェールズにまたがるワイ・ヴァレーエリアと呼ばれる保護地区で撮影されたそうです。

内容はティーンズドラマにありがちな、セックス、ドラッグ、妊娠などのテーマをお約束に盛り込んだもので、ストーリー自体は正直、あまりインパクトがない(新鮮味や意外性に欠ける)と思いました。

コメディだからという点もあると思いますが、同世代の視聴者の共感を集める程の10代の高校生のリアリティ(性に関する悩み以外でも)を描いているか、という点でも疑問がありました。

主人公のオーティスとその親友のエリック、母親のジェーンはかなりいい味を出していると思います。

ジャンルも扱ったテーマも全く異なりますが、「13の理由」と比べると、かなり気楽に見れるドラマです。

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セックスエデュケーションは面白い?面白くない?

Twitterでセックスエデュケーションのレビューを調べたところ、先ず目立ったのがやはり

「イギリスが舞台なはずなのに、紛らわしい。特に学校でのシーンがまるでアメリカのようだ。」

「撮影場所は何処なのか」

というものでした。

よくハリウッド映画での日本の描写に若干中国(文化)が混ざっていて違和感がありますが、あの様な感じなのでしょう。

映画やドラマのメジャーな評価サイト、Rotten TomatoesやIMDbでも現在かなり高い評価を受けていますが、それに対していずれも「過大評価」、との意見も多数ありました。

好意的な意見では、

「たくさんの社会問題に触れており、それらを発信している。」

「タイトル通り、リアルな性教育」

「セックスに関してだけでは無く、色々なメッセージが盛り込まれている。」

などがありました。個人的な意見としては、社会問題を発信するには内容が周知の事実レベルだと思いました。

例えば、セックスシーンはたくさん出てくるのに、中絶手術は前後の(さほど変化のない)メイヴが描かれているだけ。

「リアルな性教育」を謳うのなら、同時に処置を受けた(無関係の)おばさんの感情的な部分を描くより、どんな処置が行われるのか、肉体的な負担はどの程度のものなのか、という点をスルーするべきではないと思います。

しかしクリニック前で陣取る中絶反対主義者の登場は、メッセージ性が強かったように思います。

まとめ

視聴者の興味を引きつける要素をふんだんに使っていて、テンポも良く粗削りのティーンズを象徴するゴチャつきのあるドラマです。

個々のキャラクターが魅力的で、主人公達と同世代の視聴者には楽しく見れて、共感できるメッセージがたくさんあるかも知れません。

何となく漂う80年代っぽい雰囲気やアンティークな家、美しい自然が広がる背景なども見どころです。

既にシーズン2の制作が発表されており、続編が楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。