「奇皇后」の後半の相関図やあらすじを、ネタバレしてもいいから解説してほしい!という声があり…
今回は「奇皇后」の後半の相関図やあらすじを、ネタバレ込みで解説しました!
タイトルにもあるように、キ・ヤンと二人の男性の運命的な出会い、叶わぬ恋からも目が離せません!
今回はドラマ「奇皇后」の
●前半のあらすじ
●後半のあらすじ
●後半の相関図の解説
をまとめました!
「奇皇后」前半のあらすじ
キ・ヤン(後の奇皇后)は、幼い頃貢女として元に連れられて行く途中、母と二人逃亡し追っ手に捕まります。
母はヨンチョル一族の矢に倒れどうにか逃げることに成功したキ・ヤンは男装しスンニャンという偽名で生きていくことに。
その後、弓の名手として女性であることを隠し武官になり高麗王・ワン・ユの信頼する部下になります。
スンニャンとワン・ユは密売問題を明らかにするうちに絆が深まっていきますが・・・。
まだ、ワン・ユはスンニャンが女性であることに気が付きません。
ワン・ユが高麗王になったころ、元から追放され高麗に来たタファン。
タファンの護衛を任されたスンニャンとタファンが遂に出会ってしまい・・・
ここから、少しずつ運命の歯車が動き出します。
元の丞相・ヨンチョルがタファン暗殺を企みますが、スンニャンが必死でタファンを守り抜きます。
わがままなタファンに手を焼きながら、いつしかタファンとスンニャンは心が通じ合う。
その後、幼くして皇帝となっていたタファンの弟の急死により、ヨンチョルの命令で元に呼び戻されることになったタファン。
元に戻り皇帝になったタファンは、強制的にヨンチョルの娘と結婚させられてしまいます。
なぜだか、タファン暗殺の罪を着せられた高麗のワン・ユは王位をはく奪され、スンニャンの父も殺されスンニャンも元に連行され、ついに女性であることがバレてしまい皇宮の雑用係として働き始める。
復讐の機会をうかがっているスンニャンは、元の軍人となっていたワン・ユと再会し部下となって働くうちに、お互い惹かれあうように。
一時的に高麗に戻っていたワン・ユに妊娠したことを告げるため、タファンの子供を出産するために皇宮を出ることになった側室パク・オジンに随行する形で脱出しますが・・・。
寺に行くまでの道中、皇后・タナシルリとその兄であるタンギセが差し向けた刺客によって側室パク・オジンや高麗出身の女官仲間たちが惨殺されます。
難を逃れたスンニャンは、密かに洞窟で一人ワン・ユの子供を出産します。足に星の形のほくろがあることからピョルと名付けました。
しかし、ヨンチョル一派のヨム・ビョンスの襲撃にあい、ピョルを背負って逃げるスンニャンは崖の下に落ちてしまいます。
スンニャンは運よく崖の途中に留まり、マクセンによって助け出されるがピョルの姿がどこを探しても見当たらず・・・。
ピョルは死んでしまったと考えるスンニャン。
両親・我が子そして側室パク・オジンや高麗出身の女官仲間たちのためにヨンチョル一族に復讐することを心に誓ったスンニャンは、武将・ペガンの助けを得て、皇帝・タファンの側室になるための準備を始めます。
「奇皇后」後半のあらすじ
ワン・ユがヨンチョルの姪を妻に迎えたことを聞いたスンニャンは、皇宮に戻り皇帝・タファンの側室になる覚悟を決めます。
武将・ペガンに側室候補にしてほしいと願い出ると、ペガンもスンニャンに賭けることにする。
キ・ヤンとして側室の審査にのぞむとヤンだけ合格します。
父・ヨンチョルにもっと側室を増やすように言われた皇后・タナシルリは仕方なく四人の長官の娘たちを側室にむかえるが・・・。
ここから、皇后・タナシルリによる残虐な側室いびりが始まります。
そのころ、ワン・ユは妓楼で女主人のヨンビスと出会います。
皇宮では皇帝・タファンの寵愛を受けているヤンが、周囲にはタファンが遊んでいるように見せかけて、密かに文字を学ばせていました。
実は、丞相・ヨンチョルによって学ぶことも武術の訓練をすることも禁じられていたため、タファンは上奏文を読むことができず、もちろん字を書くこともできなかったのです。(操り人形の皇帝にするため)
ヤンによって皇帝としての自信を少しずつ持ち始めたタファンは、ヨンチョル一族と戦う決意をし、ヤンもまた皇后・タナシルリとの長く厳しい戦いに挑むのでした。
ヨンチョルは、皇帝・タファンに譲位を迫るためいよいよ動き出しますが・・・。
意を決してヨンチョルに対し挙兵するタファン。
命を懸ける覚悟で剣を握り、ヤンも後宮でほかの側室や女官たちを集めて指揮します。
ペガンの軍やワン・ユ率いる守備隊もヨンチョル一派と熾烈な戦いを繰り広げています。ついに長い間、元を牛耳っていたヨンチョルの時代が終わりを告げます。
ようやく、穏やかな日々を迎えることができるのかと期待しますが、実は皇宮での権力争いに終わりなどなく・・・。再び、その争いに巻き込まれていくヤンでした。
ワン・ユからペガンに警戒するように忠告を受けていたヤンですが・・・。
徐々にヤンとペガンの間に見えない亀裂が生じ始めていました。
ヤンは長官や民から支持され、皇后になることを望まれていましたが・・・。
ヤンの養父であるペガンは、実の姪を皇后候補にすると皇太后もその意見を支持しました。
ヤンは、ペガンとの対立を避けるためにタファンにペガンの姪を皇后に迎えるように告げ、今後は、元にいる高麗出身者と自分のために戦うと心に誓います。(今ではなく、いつの日か皇后になり、息子を皇帝にすると誓った)
ヤンとペガンの間に生じた亀裂は到底もとに戻ることは叶わず、冷酷なペガンに対抗するためには自分も手段を選ばないとタルタルに宣言するヤン。
ペガンと皇太后の策略によって、罪人としてとらえられたワン・ユ。移送先に着く前にペガンやヨンチョルの息子タンギセの襲撃にあい死亡したと思われていたが・・・。
ヨンビスの必死の看病によって一命をとりとめていました。(タルタル将軍に殺されかけたところをワン・ユに助けられ、行動を共にするようになっていました)
どこまでもしつこく追いかけてくるヨンチョルの息子タンギセ一派。高麗との国境近くにいたワン・ユとヨンビスの前に現れます。
ヨンビスは、負傷しているワン・ユに手綱をもたせ、ヨンビス一人で荷車から応戦しますが・・・。
いつしか、ワン・ユに惹かれていたヨンビスはワン・ユの腕のなかで息をひきとります。ヨンビスのはかない恋も同時に終わってしまいました。
ついに、ヤンはペガンとの戦いに決着をつける決意を固めます。
ある意味ヨンチョル以上に、暴政を敷いた伯父・ペガンに不満を持っていたタルタル。
自分の手で伯父・ペガンを殺害しましたが・・・。
「老醜をさらしたら、タルタルの手で」といっていたペガンでも、権力を前にするとここまで豹変してしまうのかと残念で仕方がありません。
丞相・タルタルが誕生すると、ついにヤンが皇后に即位し元出身者以外で初めての皇后誕生となります。
奇皇后誕生の前に、ワン・ユに高麗王への復位を認めますがその裏にタファンの非常な決断が隠されています。
そして、メバクの頭であるコルタの野望の前に皇帝・タファンと奇皇后の運命はどうなっていくのでしょうか?
「奇皇后」の後半の相関図を解説!
コチラがその相関図です!
ヤン(スンニャン)が運命的に出会った高麗王ワン・ユと属国として高麗を苦しめる元の皇帝タファン。ヤンを巡ってタファンとワン・ユの嫉妬が火花を散らします。
ヤンを始めとする高麗出身者や皇帝・タファンの天敵・悪の集団がヨンチョル一派。
ヨンチョル一族とヤンやタファンたちとのヒリヒリするような攻防はドラマの中でも見逃せない場面。
また、後宮で繰り広げられる皇太后VS皇后タナシルリ、ヤンたち側室VS皇后タナシルリの戦いからも目が離せません。
武将・ペガンや甥の策士・タルタルは、ヨンチョル一族とは少し距離を取っている。側室になるためにヤンはペガンの養女となり、タルタルはヤンの教育係で師弟関係にあります。
チュルクの長・ヨンビスと部下のスリは、ワン・ユ一派と敵対関係の時もあったが、タルタルの剣からワン・ユが助けたことにより、のちに協力関係となります。
ヨンチョル一族の失脚によって、丞相・ペガンが誕生。
タナシルリの後、皇后になったペガンの姪のバヤンフトは、美しい顔で微笑みながら残虐なことができるタナシルリ以上の悪女です。
ヤンと皇后の頭脳戦も後半の見どころの一つになります。(ヨン尚宮は、皇后の計略によって非業の死を遂げます)
いよいよ、マハ皇太子の出生の秘密があきらかにされ、ヤンやワン・ユそして、元の皇室までを巻き込む悲しい事件が発生。
ヨンチョル一族の生き残りのタンギセがメバク商団と手を組み、執拗にヤンの命をねらってきます。
また、皇帝付きの内官コルタは、メバクの頭で長年かけて計画してきた皇帝の主になるという悪事を実行するために、邪魔なヤンをタファンから遠ざけるために策を練り始めますが・・・。
コルタの野望は実ってしまうのでしょうか?
奇皇后の後半のあらすじまとめ
長編歴史ドラマということもあり、魅力的なキャストが次々に現れ、目まぐるしくストーリーが進んでいきます。
登場人物の置かれる立場がどんどん変わっていくため、見どころ満載のドラマでした。
今までにない新しい切り口の歴史ドラマなので、ヤンに感情移入してドラマを見るかワン・ユ側の人間として見るか・・・見方次第でかなり違う印象を楽しめる作品だと思います。
ワン・ユとヤンに結ばれて欲しかった人やワン・ユとヨンビスの恋が実って欲しかった人それぞれだと思いますが・・・。
いつの時代も特に女性は、生きる・生き延びるには厳しくつらい道のりがあることを痛感させられました。
フィクションと分かっていても・・・現代と重ねてみたり。
スンニャンの人生を自分で切り開いていく強さや常に命を懸ける覚悟で敵と対峙する潔い姿に共感したり、憧れたり・・・。
すべての登場人物が抱える心の闇や正義が細かく描かれていて、立ち位置によって生き方も変わってくることに考えさせられるものがありました。
最後までお付き合いありがとうございました。